ECサイト構築のプラットフォームの中でも、ShopifyとBASEは多くの企業や個人事業主に注目されています。どちらも豊富な機能と利便性の高さで、日本のEC市場で高いシェアを誇ります。
この記事では、ShopifyとBASEを徹底比較し、各プラットフォームの料金や機能、メリット、デメリットについて解説します。また、どのような事業者におすすめなのかも解説しています。
ShopifyとBASEどちらを使うか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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ShopifyとBASEの料金を比較
Shopify | BASE | ||||
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム | スタンダードプラン | グロースプラン |
月額利用料 | $33 (約4,620円) | $92 (約12,880円) | $399 (約55,860円) | 0円 | 19,980円※1 |
取引手数料 (サービス利用料) | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 3% | 0円 |
決済手数料 | 3.4%~4.15% | 3.3%~4.1% | 3.25%~4.05% | 3.6%+40円 | 2.9% |
入金手数料 | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 0円 (Shopifyペイメント利用の場合) | 250円 | 250円 |
事務手数料 | – | – | – | 2万円未満は500円、2万円以上は0円 | 2万円未満は500円、2万円以上は0円 |
※1 BASEのグロースプランの月額料金は2024年1月16日に5,980円から値上げ。
月額利用料で比較すると、BASEのスタンダードプランは無料で利用できる点が魅力です。商品が売れたときに手数料がかかるという仕組みなので、まずは気軽にはじめてみたいという方でもはじめやすいプラットフォームです。Shopifyには無料プランはありませんが、3プランから選べるところが魅力です。
BASEのグロースプランは以前は月額5,980円でしたが、2024年1月16日に19,980円に大幅に値上げするので比較するときには注意が必要です。以前の料金だとShopifyのベーシックプランより少し高いくらいでしたが、値上げ後はスタンダードプランよりも高くなります。グロースプランを検討する場合は、Shopifyのスタンダードプランとどちらがいいのか比較してみてください。
また、手数料の面でみると、Shopify Paymentsを利用する場合は取引手数料や入金手数料が無料になるため、大量の取引があるビジネスにとってはShopifyを利用する方がコストパフォーマンスが高い場合があります。
BASEのグロースプランもShopifyと同じく決済手数料はお得です。
目安としては、月商50万円以下ならBASEのスタンダードプラン(月額無料プラン)、それ以上は
結論として、取引量が多い事業者ならばShopifyがお得です。一方、取引量が少なめで、固定の月額料金を避けたい場合はBASEがおすすめと言えるでしょう。それぞれのビジネスモデルと販売戦略に応じて、最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。
目安として、BASEの公式サイトでは月商50万円以下ならスタンダードプラン、月商50万円以上ならグロースプランがおすすめされています。
ShopifyとBASEの機能を比較
機能項目 | Shopify | BASE |
---|---|---|
カスタマイズ性 | ◎(高度にカスタマイズ可能) | 〇(基本的なカスタマイズ可能) |
国際販売への対応 | ◎(多言語、多通貨対応) | △(国内市場に特化) |
アプリとの連携・拡張性 | ◎(豊富なアプリ) | 〇(基本的なアプリ連携あり) |
利用料金 | 〇(月額料金制) | ◎(無料プランあり) |
決済オプション | 〇(多様な決済手段) | 〇(日本市場に適した決済手段) |
マーケティングツール | ◎(統合マーケティングツール) | 〇(SNSマーケティングに強い) |
ShopifyとBASEの機能面の主な項目を比較して表にまとめました。
Shopifyは越境ECや高度なカスタマイズ性、アプリとの豊富な連携に優れています。特に国際市場への展開や個性的なブランドイメージを求める中規模から大規模のビジネスに適していると言えるでしょう。
一方、BASEは基本的な機能が無料で利用できる点や、日本国内市場に特化したサービス提供で優れている点が特徴です。特に初心者や小規模事業者にとって、低リスクでECサイトを立ち上げることができます。また、SNSマーケティングに強みを持ち、日本国内の消費者との親和性が高い点も魅力です。
Shopifyのメリット・デメリットは?
Shopifyのメリットとデメリットを、簡単にまとめると、以下のようなことが言えます。
Shopifyのメリット
- 国際販売・越境ECに向いている:
多言語対応や多通貨決済など、国際的な販売に強いプラットフォームです。 - テンプレートが豊富でカスタマイズ性が高い:
豊富なテンプレートが用意されており、HTMLの知識がなくてもノーコードで独自のデザインを実現できます。テンプレートの中には、無料のデザインもあります。 - 豊富なアプリで機能を拡張できる:
アプリやアドオンを利用して機能を拡張できます。 - 効果的なマーケティングツール:
SEO対策やSNS連携など、効果的なマーケティング支援ツールが充実しています。
Shopifyのデメリット
- 月額費用がかかる:
無料プランは用意されていないため、下位プランでも月額費用が発生します。また、追加機能やアプリ利用で費用が増加することがあります。 - 操作面の複雑さ:
機能が豊富である反面、初心者にとっては設定や操作が複雑に感じられることがあります。 - 決済手数料がプランごとに異なる:
取引には決済手数料がかかりますが、プランによってその割合が異なります。特に小規模なビジネスではコストが負担になることがあるため、月額利用料や決済手数料と、ビジネス規模を比較して慎重に検討する必要があります。
BASEのメリット・デメリットは?
次に、BASEのメリットとデメリットを見ていきましょう。
BASEのメリット
- 操作性が高く初心者でも利用しやすい:
シンプルで直感的な操作性で、初心者でも容易にECサイトを立ち上げることができます。 - コストパフォーマンスが高い:
スタンダードプランは月額無料で利用でき、必要な機能のみを低コストで追加できます。 - 国内市場に特化:
日本の消費者向けに特化しており、国内向けの販売に最適化されています。 - SNSとの連携サービス:
LINEやInstagramとの連携が容易で、SNSマーケティングを効果的に行えます。
BASEのデメリット
- 機能の拡張性は限られる:
Shopifyに比べてカスタマイズ性や機能の拡張性は低いため、ビジネス規模が拡大していくと対応できないことが出てくる恐れがあります。 - 国際販売には向いていない:
海外市場への対応がShopifyほど充実していないため、国際販売を考えている場合には不利になることがあります。
ShopifyとBASEどちらを選ぶ?
ここまで、ShopifyとBASEの料金と機能を比較し、それぞれのメリットとデメリットについて解説しました。以上のことをふまえて、Shopifyがどのような事業者に向いているのか、BASEがどのような事業者に向いているのかをまとめました。
Shopifyがおすすめの事業者やビジネス
Shopifyは、今後ビジネスを拡大していく中〜大規模な事業者向けにデザインされています。
特に越境EC、例えばグローバル市場をターゲットにする企業、高度なカスタマイズや多言語対応を必要とするオンラインストアにおすすめです。また、独自のマーケティング戦略を展開したい、複数の販売チャネルを運営する企業にも役立つ機能があります。
さらに、Shopifyの高度な分析ツールは、売上の最適化や市場動向の分析に有効です。多様なニーズに応えるフレキシビリティのあるプラットフォームを選びたい場合は、特におすすめです。
BASEがおすすめの事業者やビジネス
BASEはスタートアップや小規模事業者に向いているプラットフォームです。
初心者でも簡単にオンラインショップを立ち上げられる点が魅力です。特に国内市場に特化したビジネス、SNSマーケティングを重視する事業者におすすめ。InstagramやLINEとのシームレスな連携により、効果的なプロモーションが可能です。小さな店舗でも独自性を発揮できるよう、手軽さとコストパフォーマンスの高さが大きな利点です。地域に根差したビジネスや、限られたリソースで独自のブランドを築きたい事業者におすすめします。
まとめ|ビジネス規模に合わせて検討しましょう
ShopifyとBASEという二つの主要なECサイト構築プラットフォームを比較しました。Shopifyはその豊富なカスタマイズ性と国際的な機能で、中〜大規模、またはグローバル市場を目指すビジネスに適しています。対照的に、BASEはその使いやすさとコスト効率の良さで、小規模事業者や初心者、国内市場に焦点を当てたビジネスに最適です。最終的な選択は、ビジネスの規模、目的、市場のニーズによって異なります。各プラットフォームの特徴を理解し、どちらが自社ビジネスに最適なのかを選択するときの参考になれば幸いです。
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