飲食店とInstagramはとても相性のいいツールです。料理や店舗の雰囲気を視覚的に発信できるInstagramは、集客力を高めるために非常に有効に活用できます。
この記事では、飲食店が店舗集客にInstagramを活用するメリットや、活用するときのポイントをご紹介します。さらに、実際にInstagramを活用して店舗集客に成功している事例5選もご紹介。飲食店でInstagramを運用するときの参考にしてみてください。
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Instagramを店舗集客に活用するメリットとは?
飲食店の集客には様々な方法がありますが、Instagramを活用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
魅力的な写真を使って認知度を向上
Instagramは視覚的に情報を伝えるSNSなので、飲食店にとってはメニューや内装をアピールできる有効なツールです。高品質な写真や動画を通じて、スタイリッシュな料理や店内を発信しましょう。ビジュアルで魅力を訴求することで、新たなフォロワーを獲得につながります。
投稿をするときは、アカウントの方向性を決めて統一感を持たせることで、より一層ブランドイメージを高めることができます。
新規顧客の獲得
飲食店を選ぶ際に、「インスタ映え」するメニューや内装も訪問の動機のひとつとなります。そのため、Instagramを使って新しいレストランやカフェを探すユーザーに向けてビジュアルコンテンツを投稿することが重要です。
料理がより魅力的に映っている写真を使って新メニューやイベント情報を効果的に発信して、新規顧客の来店につなげましょう。
エンゲージメントの向上
ホームページやチラシでの情報発信と異なり、フォロワーと直接コミュニケーションをとることができるのもInstagramのメリット。コメントへの返信やDMでの対応は、顧客満足度を高め、リピーターを増やすことにもつながります。Instagramの機能の「ストーリーズ」では、質問やアンケートの回答を募集する機能もあるため、ユーザーとの交流に活用してみるのもいいでしょう。
さらに、ユーザー生成コンテンツ(UGC)をリポストすることで、顧客とのつながりを強化できます。
店舗集客にInstagramを活用するポイント
店舗集客のために飲食店がInstagramを活用するときに、チェックしておきたいポイントを6つご紹介します。
プロアカウントの設定
Instagramには「ビジネスアカウント」と「クリエイターアカウント」の2種類のプロアカウントがあります。店舗集客で活用する場合、ビジネスアカウントがおすすめです。
プロアカウントに切り替えることにより、インサイトと呼ばれるデータ分析ツールが利用できるようになります。フォロワーの属性や投稿のエンゲージメント率を確認できるため、投稿内容やターゲット戦略を改善するのに役立ちます。
プロアカウントへ切り替えて、投稿のインプレッション数、エンゲージメント率、フォロワーの属性などを分析しながら効果的にInstagramを活用しましょう。
プロアカウントの設定手順
- プロフィール画面を開く
- 右上のハンバーガーメニュー(三本線)をタップし、「設定」を選択
- 「アカウント」を選択し、スクロールして「プロアカウントに切り替える」をタップする
- ビジネスのカテゴリを選択します。例えば「レストラン」や「カフェ」など、該当するカテゴリーを選ぶ
- アカウントの種類で「ビジネス」を選択
- 連絡先情報(電話番号、メールアドレス、住所)を入力する
- 完了
プロフィールの設定
プロフィールの欄は、短くて分かりやすい文章で店舗の特徴や魅力を伝えることが大切です。
ポイントは、
- ジャンル
- 住所
- 営業時間・定休日
- ホームページのURL
といった基本情報を忘れずに記載することです。Instagramの投稿を見たユーザーが店舗に来店しやすいようにプロフィールを入力しましょう。
ストーリーズとリールの活用
通常の投稿のほかに、ストーリーズやリールも活用しましょう。
ストーリーズは、24時間で消える短期的なコンテンツを投稿する機能で、期間限定メニューや一時的なプロモーションを紹介するのに最適です。
リールは、最大60秒の短い動画を作成・共有する機能で、フォロワーとのエンゲージメントを高めたり、新規顧客を獲得するための効果的なツールです。
ストーリーズの活用例
- 期間限定メニューやプロモーションの紹介
- 店舗の準備風景やスタッフの様子など、普段見せない舞台裏を紹介する
- 顧客が店舗を訪れて撮影した写真や動画をリポストする
- ストーリーズの「質問」機能を使って、フォロワーからの質問に答えることで、双方向のコミュニケーションを促進
- ストーリーズを使ってフォロワー限定のオファーやクーポンを提供する
- アンケート機能や投票機能を使って、フォロワーの意見を収集する
リールの活用例
- 料理の作り方やレシピを短い動画で紹介する
- 新しいメニューや期間限定のメニューを紹介する
- 店舗の内外観や店内の雰囲気をリールで紹介する「店舗ツアー」
- 店舗で開催されるイベントや特別な日のプロモーション
- 現在流行しているトレンドやチャレンジに参加
ハッシュタグの利用
Instagramの投稿をフォロワー以外にも見てもらうためには、ハッシュタグの活用が不可欠です。適切に利用することで、投稿のリーチを広げ、フォロワーの増加やエンゲージメントの向上を図ることができます。
例えば、「#カフェ」「#グルメ」「#インスタ映え」といった人気のハッシュタグを使用したり、「#新メニュー」「#季節限定」など投稿内容に関連するキーワードを選ぶといいでしょう。
そのほか、店舗オリジナルのハッシュタグを作成し、フォロワーにそのハッシュタグを使ってもらうことで、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を増やすことに活用する方法もあります。
一度の投稿に使用するハッシュタグの数は、一般的に5~10個が理想的と言われています。過剰に使用しないようにしましょう。
ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用
ユーザー生成コンテンツ(UGC)は、顧客が自発的に作成・共有するコンテンツのことで、信頼性やエンゲージメントを高める重要な役割を果たします。例えば、ユーザーが投稿した写真や動画を自店舗のアカウントでリポストすることで、顧客の体験をシェアし、他のフォロワーに信頼感を与える効果があります。
UGCを促進するためには、コンテストの開催が効果的です。「#〇〇店フォトコンテスト」といったハッシュタグを使用し、魅力的な投稿をした方に賞品を提供するなどのキャンペーンを企画するのもひとつの方法です。
インフルエンサーの起用
インフルエンサーを起用することは、ブランドの認知度を高め、新規顧客を獲得するための効果的な手法のひとつです。
インフルエンサーのフォロワー層が、自社のターゲット層と一致している方を選びましょう。例えば、若い女性をターゲットにしている場合は、同じく若い女性に支持されているインフルエンサーにオファーすることが大切です。
インフルエンサーが実際に食事をしてその魅力を発信してくれることで、新規ユーザーにも魅力が広まり、「私も行ってみたい」と思ってもらえる効果があります。
飲食店のInstagram集客の成功事例
ここからは、実際にSNS集客ツールとしてInstagramを活用している飲食店の事例をご紹介します。
どのようなターゲットに対して、どのような投稿をすることで店舗の集客につながるかを考える参考にしてみてください。
スシロー
スシローは日本国内で展開される大手回転寿司チェーンであり、リーズナブルな価格と高品質な寿司で知られています。
家族連れを主なターゲットとして幅広い層にリーチするように、キャンペーン情報や新メニュー、季節限定メニューの情報などを視覚的にわかりやすいデザインで投稿されているのが特徴的。いつアカウントを訪れても、最新の情報が一目でわかるようになっています。
BAKE
BAKEは、東京を拠点に展開するチーズタルト専門店で、日本国内外に多くのブランドを持つ企業です。代表的なブランドには「BAKE チーズタルト」「RINGO(アップルパイ)」「ZAKUZAKU(シュークリーム)」があります。
鮮やかで美しい写真を中心に投稿しており、ブランドの世界観を一貫してスタイリッシュに表現しています。こういったフィードづくりは、メインターゲットである20代から30代の女性、特にインスタグラムを利用して視覚的に美しいスイーツを楽しむことが好きな層や、上質なスイーツを求める幅広い年齢層の目を引きつけています。
「箱菓子倶楽部」というタイトルのハイライトでは、ユーザーの投稿した商品の写真をシェア。顧客のリアルな体験をUGCとして活用し、信頼感を高めています。
FLIPPER’S
FLIPPER’Sは東京、名古屋、大阪に店舗を構えるブランチカフェで、「奇跡のパンケーキ」と称されるふわふわのスフレパンケーキで有名です。
FLIPPER’Sの主なターゲットは、20代から30代の女性で、特にカフェ巡りやインスタ映えする食事を楽しむことが好きな層です。おしゃれな雰囲気と特別なメニューを求める若者やカップルなどにも刺さるような写真を投稿しています。
また、インフルエンサーを起用したプロモーションで幅広い層にリーチしたことでも知られています。例えば、ゆうこすさんや夢屋まさるさんなど、若い女性に人気のインフルエンサーに店舗での食事を体験してもらい、その様子を投稿してもらっています。
Blue Bottle Coffee Japan
Blue Bottle Coffee Japanは、アメリカ・カリフォルニア発のサードウェーブコーヒーショップ「Blue Bottle Coffee」の日本支店です。日本国内では、東京を中心に複数の店舗を展開し、高品質なコーヒーとおしゃれな店舗デザインで人気を集めています。
Blue Bottle Coffee Japanの主なターゲットは、上質なコーヒー体験やおしゃれなカフェ文化を楽しむことに興味がある層。そのため、スタイリッシュなコーヒーの写真のほか、コーヒーに関するコアな情報も発信しています。
また、ユーザーから「コーヒーの淹れ方」に関する質問を募集してバリスタが動画で回答したり、ユーザーのコメントに返信したりと、積極的にファンとのコミュニケーションを図っているのが特徴的です。
SHAKE SHACK
SHAKE SHACKは、ニューヨークのマディソンスクエアパークにて2001年にホットドッグカートとしてスタートし、2015年に日本に上陸したアメリカ発のハンバーガーチェーンです。
通常のメニューの写真のほか、楽しそうな従業員の写真が投稿されることもあり、明るくにぎやかな印象。また、顧客が投稿した写真やレビューをリポストしています。特に、小さな子供や愛犬の写真が多く見られ、家族みんなで食事ができるという点を強調しています。
まとめ
飲食店がInstagramを効果的に活用するためには、ターゲット層を明確にし、そのニーズに合わせたコンテンツを発信することが重要です。視覚的に魅力的な投稿やイユーザーとのコミュニケーションなどを通じて、フォロワーとのエンゲージメントを高めましょう。ぜひ、ご紹介した成功事例を参考に、自店舗の集客に役立ててください。
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