Instagramでのキャンペーンは、フォロワーの増加、ブランド認知度の向上、ユーザーエンゲージメントの強化に大きな効果もたらします。
この記事では、Instagramでキャンペーンを行うときの種類について解説。また、2023年に実施された最新の成功事例をもとに、Instagramでのキャンペーンを成功に導くためのポイントと具体的な事例を紹介します。これらの事例を通じて、どのような工夫が効果的であったかを具体的に見ていきましょう。ぜひ、キャンペーンを企画するときの参考にしてみてください。
Shopifyアプリでeギフトを簡単にはじめるなら『MakeGift』
Instagramキャンペーンの種類
Instagramでキャンペーンを行う場合、その参加条件にはいくつかの種類があります。これらのキャンペーンは、それぞれ異なる特徴と効果を持ち、目的に応じて使い分けることでInstagramマーケティングの効果を最大化することができます。
1. フォロー&いいねキャンペーン
フォロー&いいねキャンペーンは、ユーザーが公式アカウントをフォローし、特定の投稿に「いいね」を押すことで参加できるキャンペーンです。この形式は非常にシンプルで、参加のハードルが低いため、多くのユーザーが気軽に参加できます。キャンペーンの参加条件が簡単なため、短期間で大規模なフォロワー獲得を狙う際に適しています。
また、いいねを多く獲得するとInstagramのアルゴリズムにおいて投稿が有利に働き、さらに多くのユーザーにリーチすることが期待できます。簡単な参加条件により、ユーザーのエンゲージメントも自然に高まるというメリットもあります。
- 期待できる効果
-
- フォロワーの増加
- エンゲージメント率の向上
- ブランド認知度の拡大
2. コメントキャンペーン
コメントキャンペーンは、ユーザーが特定の投稿にコメントすることで参加する形式のキャンペーンです。コメント内容に特定のキーワードや質問への回答を指定することで、ユーザーからの直接的なフィードバックや意見を収集することができます。いいねで応募できるキャンペーンと比べて参加のハードルは若干上がるものの、ユーザーのアクティブな関与を引き出しやすい形式です。さらに、コメント数の増加はInstagramのアルゴリズムにプラスの影響を与え、投稿のリーチを拡大します。
- 期待できる効果
-
- エンゲージメント率の向上
- ブランドや商品のフィードバック収集
- 関係性の強化
3. ハッシュタグキャンペーン
ハッシュタグキャンペーンは、ユーザーが指定されたハッシュタグを使って投稿をシェアする形式のキャンペーンです。この形式は、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を促進し、ブランドや商品の口コミを自然な形で増やすことができます。
また、集められたUGCはブランドのプロモーション素材として、自身の投稿内で紹介することで活用も可能。マーケティングのコストを削減できます。さらに、ハッシュタグのトレンド入りによって、ブランドの認知度が爆発的に広がる可能性があります。
- 期待できる効果
-
- UGCの増加
- ブランドの視覚的な一貫性
- ユーザーの創造性を引き出す
Instagramキャンペーンの成功事例
それではここから、実際にInstagramで実施されたキャンペーンの成功事例をご紹介します。
キャンペーンの概要だけではなく、そのキャンペーンのポイントや効果についても触れていますので、キャンペーンを企画するときの参考にしていただければ幸いです。
簡単に参加できるキャンペーン|ローソン 「フォロー&いいねキャンペーン」
ローソンのInstagramアカウント(@akiko_lawson)のキャンペーン事例をご紹介します。
キャンペーンの概要
ローソンは、新商品の発売記念としてInstagram上で「フォロー&いいねキャンペーン」を実施。ユーザーはローソン公式アカウントをフォローし、該当の投稿に「いいね」をすることで応募が完了します。応募した方の中から抽選で豪華賞品が当たるというシンプルな参加方法のキャンペーンです。
キャンペーンのポイント
- シンプルな参加方法
- フォロー&いいねのみで参加可能なため、参加ハードルが低く気軽に応募できる
- 短期間で大規模なフォロワー獲得を狙う際におすすめの方法
- 魅力的な賞品
- 「QUOカード1万円分」という豪華賞品を提供することで、ユーザーの参加意欲を高めている
キャンペーンの効果
この投稿のいいね数は2万5千件以上でした。それに伴い、新規フォロワーも増加したと考えられます。
これにより、アカウント全体のエンゲージメント率は向上し、他の投稿も見てもらうきっかけとなっています。
エンゲージメント率の向上によって、新商品の広告としても大きな効果があったと推測できます。
投票機能の活用とSNS連動企画|ミスタードーナツ「#推しド 総選挙2023」
ミスタードーナツのInstagramアカウント(@misterdonut_jp)のキャンペーン事例をご紹介します。
キャンペーンの概要
ミスタードーナツ(ミスド)は、「#推しド総選挙2023」を2023年9月13日から10月23日までの期間に実施。このキャンペーンでは、ミスドの人気メニューを5つのチームに分け、SNSとホームページ上で人気投票を行いました。ユーザーはハッシュタグを使った投稿をすることでお気に入りのドーナツチームに投票ができます。
キャンペーンのポイント
- チーム分けによる競争心の喚起
- ドーナツを5つのチームに分け、ユーザーが応援したいチームに投票する形式にすることで、競争心を刺激し、参加意欲を高める効果がある
- SNS活用とハッシュタグキャンペーン
- 「#推しド総選挙」というハッシュタグを使用し、SNS上での拡散を促進
- ユーザーが自らの投稿にハッシュタグを付けることで、キャンペーンの認知度を広げ、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を増やす効果がある
- プレゼントの提供
- 投票者には抽選でミスタードーナツのギフト券などの賞品を提供し、参加を促進
キャンペーンの効果
このキャンペーンは、InstagramだけではなくX(旧Twitter)とホームページでも合わせて投票を受け付けることで高い注目を集め、総投票数は318,918票に達しました。SNS上での反響も大きく、ミスタードーナツのブランド認知度や好感度がさらに向上。
また、人気投票を通じて、ユーザーから直接フィードバックを得ることができるのも投票型キャンペーンのメリット。商品の改良に役立てることができます。
リアルイベントとの連動|JR東日本「FUN!TOKYO!謎解きキャンペーン」
FUN!TOKYO!(JR東日本公式)のInstagramアカウント(@jreast_funtokyo_official)のキャンペーン事例をご紹介します。
キャンペーンの概要
JR東日本は、「FUN!TOKYO!」公式アカウントで「謎解きプレゼントキャンペーン」を実施しました。このキャンペーンは、山手線で実際に開催された謎解きイベントと連動し、Instagram上での参加型企画として展開されました。キャンペーン期間中、毎週火曜日にInstagramストーリーズで出題される謎を解いて、ストーリーで回答するという形式のキャンペーンです。応募者の中から抽選で、リアルイベントで使用する「本編キット」がプレゼントされます。
キャンペーンのポイント
- リアルイベントとの連動
- 実際の山手線で開催される謎解きイベントと連動させることで、オンラインとオフラインの両方で参加者を引き付けることができる
- リアルイベントに参加することで、実体験が伴うため、エンゲージメントが高まる
- 決まった日時の定期的な投稿
- 毎週火曜日に謎を出題することで、継続的な参加を促し、フォロワーのエンゲージメントを維持
- ストーリーズの活用
- Instagramストーリーズを利用することで、リアルタイムで参加者とコミュニケーションを取ることができる
- ストーリーズは24時間で消えるため、限定感があり、ユーザーのワクワク感を高める
- 参加型の仕組み
- ユーザーがストーリーで回答を投稿することで、オンラインイベントに参加できる
- 応募者の中から抽選で賞品をプレゼントすることで、参加意欲を高める効果
キャンペーンの効果
具体的な参加数などは公表されていませんが、リアルイベントの「FUN!TOKYO!山手線謎めぐり2023」で使用する本編キットはイベント期間中に好評により売り切れたようです。このキャンペーンの目的はリアルイベントの謎解きでJRで各駅をめぐってもらうところにあるので、Instagramキャンペーンの参加者に本編キットをプレゼントすることで、リアルイベントの認知度向上につながり、参加者も増加したと考えられます。
アンバサダー制度でUGC促進|ユーハイム「アンバサダー新規メンバー1,000名募集キャンペーン」
ユーハイム公式のInstagramアカウント(@juchheim1909)のキャンペーン事例をご紹介します。
キャンペーンの概要
ユーハイムは、Instagramで「アンバサダー新規メンバー1,000名募集キャンペーン」を実施。ユーザーはユーハイム公式アカウントをフォローし、指定の投稿にキーワードをコメントすることで応募が完了します。選ばれた1,000名のアンバサダーは、ユーハイムの商品を試し、SNSで発信するミッションが与えられました。
キャンペーンのポイント
- 大規模な募集
- 新規メンバー1,000名という大規模な募集で、多くのユーザーにチャンスを提供
- 広範なユーザー層をターゲットにし、ブランドの知名度を拡大
- フォロー&コメントで応募
- フォロー&決められたコメントだけで応募が完了するため、参加ハードルが低い
- ユーザー生成コンテンツ(UGC)の促進
- 選ばれたアンバサダーが商品を試用し、その体験を投稿することで、UGCを大量に生成
- リアルなユーザーの声を通じて、商品の魅力を広く伝えることが可能
キャンペーンの効果
該当の投稿には、6,400件以上のコメントが寄せられました。また、当選者はアンバサダーとしてInstagramにハッシュタグをつけて商品の感想を投稿するため、UGCの促進に寄与。また、ユーハイムは定期的にアンバサダー募集キャンペーンを行っていることもあり、「#ユーハイムアンバサダー」のハッシュタグをつけた投稿は、累計1.8万件以上寄せられています。
まとめ
ここまで、実際に企業の公式インスタアカウントで実施された成功事例をご紹介しました。成功事例を通じて、キャンペーンを行うと、エンゲージメント率の向上やUGCを高める効果があることもわかりました。また、「フォロー&いいね」「コメント」「ハッシュタグ」などのキャンペーン応募の種類についても、それぞれ効果が異なることがわかります。これらのポイントを押さえることで、企業Instagramでのキャンペーンを成功させ、ブランド価値を高めることができます。この記事が、キャンペーンを成功に導くための一助となれば幸いです。
eギフト実装をはじめるなら『MakeGift』!shopifyでも店舗でも
MakeGiftとは自社ECサイトや店舗でeギフト機能(ソーシャルギフト機能)を手軽に実装できるサービスです。貴社のお客様に「eギフトでも購入する」という選択肢を増やすことで友人や家族へのプレゼントとしても購入されることが増え売上UPに繋がります。【こんなページが作れます】
現在、Shopify運営者、食品EC、ファッションアパレル、美容、カフェ(店舗)など多くの業界で利用されております。
ECサイトだけではなく店舗でもデジタルチケットととして利用できることも特徴です。
eギフト(ソーシャルギフト)は、購入者が「住所を知らない相手にも手軽にプレゼントを贈れる」ため、ファンがファンを呼ぶ仕組みとなり販売促進の効率化や顧客拡大に貢献できます。
またMakeGiftは大手eギフトサービスと比べて、は低コストで気軽に導入できます。
既に運営しているShopifyのECサイトや店舗でもeギフト機能を実装でき最短1日で開始が可能です!
自社商品のeギフト実装をご検討の際は、ぜひお気軽にMakeGiftへお問い合わせください。