Instagramリールの企業活用事例5選 | 見方やアルゴリズムも解説

Instagramリール企業活用事例、アルゴリズム解説

InstagramリールはSNSマーケティングの中でも注目の機能のひとつ。
リールは、短尺動画でインパクトを与え、幅広い層にリーチできるため、商品やサービスの魅力を効果的にアピールすることができます。

この記事では、実際にリールを活用している企業の成功事例をご紹介します。さらに、リールをより多くの人に届けるためのアルゴリズムについても解説していますので、ぜひ最後まで御覧ください。

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目次

Instagramリールとは?

UNIQLOのリール
Instagramリールのスクリーンショット

Instagramリールは、短尺の動画を作成・共有できる機能です。撮影した縦型動画に、音楽やエフェクトを追加してエンターテインメント性の高いコンテンツを簡単に編集できます。投稿可能な長さは最大15秒の動画でスタートしたリール機能ですが、2024年時点では最大3分(180秒)に延長されました。

リールの最大の特徴は、その短い時間でのインパクト。静止画のみのフィード投稿に比べて、視聴者の注目を瞬時に引きつけることができるます。また、リールは、Instagram内の専用タブで閲覧でき、発見タブにも表示される可能性があるため、新しいオーディエンスにリーチしやすいというメリットがあります。これにより、フォロワー以外の多くのユーザーに動画を見てもらう機会が広がり、ブランド認知度やエンゲージメントを効果的に高めることができます。

リールの表示先は?リール動画の見方

Instagramリールは、いろいろな場所で表示されるので、たくさんのユーザーに見てもらえるチャンスがあります。以下が主な表示場所です。

リールタブ

Instagramアプリの下のメニューにある、右から2番目のリール専用のタブをタップすると、さまざまなリール動画を見ることができます。自分がフォローしているアカウントのリールだけでなく、Instagramがおすすめしてくれる他のアカウントのリールも表示されます。
TikTokやYouTubeショートと同じように、スワイプすることで次々にリール動画を閲覧することができます。

発見タブ

Instagramのメニューにある左から2番目にある発見タブにも、リールが表示されます。

発見タブでのリールの見方

発見タブは、ユーザーごとの興味に合わせて、フォローしていないアカウントのリールや写真、動画が表示されます。この中でも、▶の動画マークがついているものや縦長のコンテンツがリールの投稿にあたります。

ホームフィード

フォローしているアカウントが投稿したリールは、ホーム画面のフィードに流れてきます。また、フォローしていないアカウントのおすすめリールが表示されることもあります。

プロフィールのリールタブ

Instagramのリールタブ

各アカウントのプロフィールページにも、リールタブがあります。そのアカウントがこれまでに投稿したリールが一覧表示され、フォロワーが簡単に過去のリールをチェックできるようになっています。

Instagramリールの活用事例

ここからは、企業が実際にInstagramのリールをどのように活用しているかの事例をご紹介します。

GU

「GU(ジーユー)」のスクリーンショット

ファストファッションブランドとして知られるGU(ジーユー)。手頃な価格と旬のデザインで、幅広い年齢層に支持されています。

GUのリールの特徴は、ユーザー参加型のコンテンツづくり。人気インスタグラマーのGUアイテムを使ったコーディネート投稿をリポストすることで、実際の着こなしイメージを分かりやすく伝えています。これにより、フォロワーたちは自分に近い感覚でアイテムの魅力を感じ取ることができるというのがポイント。

また、GUのスタッフによるコーディネートや着回しのアイデアを紹介する動画も人気です。プロの目線で選ばれたアイテムの組み合わせは、見ている人の購買意欲をくすぐります。さらに、一つのアイテムを使った複数の着こなし方を紹介することで、アイテムの汎用性の高さをアピール。これが「お得感」につながり、ブランドの強みをさらに強化しています

このようなリール活用により、GUは単なる商品紹介にとどまらず、顧客とのコミュニケーションを深めることに成功しています。ファッションを楽しむ喜びを共有し、ブランドのファンを増やしていく。GUのInstagramリールは、SNSを活用したファッションマーケティングの好例と言えるでしょう。

りくろーおじさん

「りくろーおじさん」のInstagramリール
「りくろーおじさんの店RIKURO’S 公式」のスクリーンショット

「りくろーおじさんの店」は、大阪を拠点に展開する人気のチーズケーキ専門店で、ふわふわでプルプルしたチーズケーキが特徴です。

リールでは、チーズケーキのプルプルと揺れる様子を撮影した動画が大人気。その魅惑的な質感は、何度も繰り返し見たくなるほどです。さらに、「#プルプル選手権」というユニークなハッシュタグを作り、お客さんにも同様の動画投稿を呼びかけています。この参加型の取り組みで、ファンとの距離が縮まり、UGC活用にも一役買っています。

また、家庭での美味しい温め方を紹介する動画も好評です。自宅で食べるときにお店の味により近づける方法は、ユーザーにも喜ばれています。

このように、りくろーおじさんの店は、リールを通じて商品の魅力を視覚的に伝えつつ、ファンとの交流も深めている事例です。

ラロッシュポゼ

「LA ROCHE-POSAY JAPAN ラロッシュポゼ」のスクリーンショット

「ラロッシュポゼ」は、フランス発のスキンケアブランドで、敏感肌の味方として知られています。

Instagramのリールでは、製品の使い方を分かりやすく紹介したり、人気のクリエイターとコラボをして一緒に製品の良さを伝えたりと、工夫を凝らした内容が満載です。

特に面白いのが、開発者へのインタビュー動画。製品が生まれる裏話や、肌のケアに関する豆知識を教えてくれるので、見ていて勉強になります。こうした取り組みは、ラロッシュポゼが若い世代にも親しまれるきっかけにもなっています。

製品の良さを伝えながら、見る人を楽しませるバランスの取れた動画づくりが、ラロッシュポゼのリール活用のポイントと言えそうです。

サンシャインシティプリンスホテル

「【公式】サンシャインシティプリンスホテル」のスクリーンショット

サンシャインシティプリンスホテルは、東京池袋に位置する都市型ホテル。特に、アニメや映画とのコラボルームや、テーマ性のある宿泊プランで人気を集めています。

中でも人気のリールは、人気キャラクターとコラボしたルームの様子を紹介する動画。室内をぐるりと見まわした映像は、まるでその世界に入り込んだような気分にさせてくれます。写真で見るよりも没入感があり、実際に宿泊する前からわくわく感が高まります。

また、ホテル自慢のビュッフェやカフェの料理を紹介する動画も人気です。色とりどりの料理が画面いっぱいに広がる様子は、思わず食欲をそそられてしまいます。そのほか、ホテルの料理長が腕を振るうレシピ動画も公開。プロの技を家庭でも再現できるように紹介してくれています。

こうした多彩なコンテンツで、サンシャインシティプリンスホテルは単なる宿泊施設以上の魅力を発信しています。

unico (ウニコ)

unico (ウニコ)Instagramのスクリーンショット
「unico (ウニコ)」のスクリーンショット

unicoは、シンプルで温かみのあるデザインを特徴とする、日本発のインテリアブランドです。主に家具や生活雑貨を扱い、北欧風やナチュラルテイストを取り入れた商品が幅広い層に人気です。

unicoのリール活用の特徴は、インスタグラマーとのコラボレーション。実際にunicoを愛用しているユーザーと共同で制作した動画では、unicoの家具や雑貨を使った理想の部屋づくりを紹介しています。プロの視点と一般ユーザーの感性が融合した動画は、視聴者が自身の部屋のコーディネートを想像するのに役立ちます。

また、unicoのスタッフによる「リアルなお部屋紹介」も注目を集めています。実際にスタッフが暮らす部屋にunicoの商品がどう溶け込んでいるのか、生活感のある空間の中で紹介することで、より身近に商品のイメージを掴めます。

こうしたリールの活用を通じて、unicoは単に商品を売るだけでなく、ライフスタイルそのものを提案するブランドとしての魅力を高めています

Instagramリールのアルゴリズム

アルゴリズム

リールをより多くのユーザーに届けるためには、アルゴリズムを理解しておくことが大切です。

InstagramのCEOを務めるアダム・モッセーリは、リールのアルゴリズムについて以下の4つが重要な項目だと発表しています。

  • 再シェアの可能性
  • 視聴完了率
  • 「いいね!」の可能性
  • 音源ページへの移動の可能性

それぞれ、どういう指標なのかを解説します。

再シェアの可能性

再シェアの可能性」とは、リポストされやすいコンテンツのことを言います。
つまり、シェアしたくなるような価値のあるコンテンツがアルゴリズムで優先されやすくなるということです。

例えば、

  • フォロワーに共有したくなるような役立つ情報を発信する
  • 世間のトレンドや業界の話題に関連したタイムリーなコンテンツを作成する
  • ユーザー参加型のチャレンジやキャンペーンを実施し、シェアを促進する

といったようなリールを戦略的に投稿することで、リポストされる可能性が高まります。

視聴完了率

視聴完了率」は、リールを視聴したユーザーのうち、リールが最後まで視聴された割合のことです。Instagramは、できるだけ長くInstagramに滞在してほしいと考えています。したがって、最後まで視聴される動画は、質の高いコンテンツということが評価されてアルゴリズムでの評価が上がります

視聴完了率を上げる戦略としては、

  • 動画の冒頭で強いインパクトを与え、視聴者を引き付ける
  • 短くても内容の濃い、価値のあるコンテンツを制作する
  • ストーリー性のある構成で、テンポよく展開する

というようなことを意識するといいでしょう。

「いいね!」の可能性

「いいね!」は視聴者からのポジティブかつ積極的な反応であり、アルゴリズムにおいて大きな指標です。

「いいね!」の数を増やす戦略は業種やターゲットによっても異なります。

  • ターゲット層のニーズや興味に合った内容
  • フォロワーに共感を得やすい内容
  • トレンドに乗った投稿

以上のようなことを分析して、いいね数が得られる投稿を探ってみましょう。
また、コメントを求めたり、投票機能を使用してエンゲージメントを高めることも効果的です。

音源ページへの移動の可能性

リールで使用される音源も、アルゴリズムが注目するポイントです。音源ページへ移動するということは、ユーザーが自分もその音楽を利用してリール動画を作ってみたいと考えていると判断されます。したがって、音源ページへの移動が多ければ、そのリールがトレンドの一部として認識されやすくなります

  • 人気の音源やトレンド曲を積極的に活用する
  • リール動画の内容にマッチした音楽を選定する

という要素を意識するといいかもしれません。

まとめ

Instagramリールは、うまく活用することで新規フォロワーの獲得やブランド認知度の拡大につながります。そのためには、ご紹介したようにアルゴリズムを理解して、対策したうえでコンテンツを作成するといいでしょう。
また、リールを活用する企業の成功事例からも学べることは多くあります。ぜひリールを積極的に取り入れて、ブランドの認知度向上に役立ててください。

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