Instagramのストーリーズ機能は、24時間で消える短時間の投稿機能です。
スタンプ機能やハイライト機能など、他にはない機能が多くあります。
どうやって活用すればいいのかわからない、機能が多くて使いこなせない、という運用の担当者もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ストリーズを使いこなすために基本的な機能の解説をしています。
さらに、Instagramのストーリーズを集客アップや売り上げアップにつなげるために、企業アカウントのストーリーズ活用成功事例5選もご紹介。ぜひ、Instagram運用の参考にしてください。
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Instagramストーリーズとは
Instagramのストーリーズは、24時間で自動的に消える短時間の投稿機能です。
写真や15秒以内の動画を組み合わせ、テキスト、スタンプ、絵文字などで装飾できます。通常の投稿と異なり、フィード画面の上部にアイコンで表示され、タップするとフルスクリーンで閲覧可能です。
リアルタイムな出来事や、お店やイベントの裏側の様子などを共有するのに適しており、アンケート機能や質問箱などと組み合わせることでユーザーとのコミュニケーションを促進します。また、製品紹介、セール情報、イベント告知や集客などにも活用できます。Instagramのメインフィードよりもカジュアルでリアルタイムな共有ができるのが特徴です。
ストーリーズの機能
Instagramストーリーズには、主に「スタンプ」「リポスト」「ハイライト」の3つの機能があります。
スタンプ機能
Instagramストーリーズのスタンプ機能は、ストーリーズに視覚的な要素やユーザーとのコミュニケーション機能を追加するツールです。さまざまな種類のスタンプが提供されており、うまく活用することで、よりクオリティが高く魅力的なストーリーズになります。
以下の表は、2024年8月時点で提供されているスタンプの一覧です。
スタンプ | 機能 | |
---|---|---|
場所 | 特定の場所やお店、イベントなどの位置情報を追加できます。 | |
ハッシュタグ | ストーリーズにハッシュタグを追加して、関連するテーマやキャンペーンに関連付けることができます。 | |
@メンション | 他のInstagramユーザーをタグ付けして、指定のアカウントを紹介したりメッセージを伝えることができます。 | |
アンケート | フォロワーに対して質問を投げかけるアンケートを作成できるスタンプ。質問の回答は2択から4択で作成できます。 | |
質問 | フォロワーから質問を受け付け、その回答をストーリーに投稿できます。(「質問箱」とも呼ばれます) | |
お題 | フォロワーに特定のお題やテーマに基づいた写真や動画を投稿してもらうためのスタンプ。 他のユーザーは、お題スタンプをタップすれば投稿をシェアできます。 | |
GIF | 動くGIF画像を追加して、ストーリーズに楽しさを加えることができます。 | |
絵文字リアクション | ストーリーズ上の絵文字をタップすると、その絵文字が画面にたくさん浮かび上がるスタンプです。ユーザーはストーリーズに気軽にリアクションできます。 | |
絵文字スライダー | ストーリーズに対する気持ちを絵文字のスライダーで表現することができるスタンプ。スライダーを動かす度合いでリアクションの大きさを表現できます。 | |
ミュージック | ストーリーズに音楽を追加することができるスタンプ。最大15秒の音楽を流すことができます。 | |
リンク | ストーリーズにリンクを追加するためのスタンプ。 タップすると、指定したウェブページに直接アクセスすることができます。商品ページやブログ記事への誘導が可能。 | |
商品 | 特定の商品にタグを付け、ストーリーズから直接購入ページにアクセスできるようにするためのスタンプ。Instagramでショップ設定していることなど、複数の条件あり。 | |
カウントダウン | イベントやプロモーションの開始や終わりまでの時間をカウントダウンするスタンプ。 このスタンプを見たユーザーは、カウントダウンの通知を受け取ることができる設定もあります。 | |
写真 | ストーリーズに写真を追加するためのスタンプ。スマートフォンのカメラロールから写真を選択して挿入することができます。 | |
フレーム | 写真をインスタントカメラ風に加工できるスタンプ。 スマホを左右に振ると、ぼかしがかかった画像が徐々に浮かび上がる機能です。 2024年5月リリースの新作スタンプ。 | |
表示 | ストーリーズを非表示にして、DMを送った友達やフォロワーにだけ中身を見せることができます。 2024年5月リリースの新作スタンプ。 | |
アバター | インスタのアバター機能で作成した自分のアバターをストーリーズにスタンプとして追加できます。 | |
テンプレート | 「お題に参加テンプレート」の略で、お題に参加のテンプレートの中からお好みのものを選んで投稿することができます。 | |
音楽でお題に参加 | 「お題に参加」と音楽スタンプを組み合わせた機能。音楽をシェアし合えるスタンプです。 2024年5月リリースの新作スタンプ。 | |
切り抜き | 写真や画像を切り抜いて、オリジナルスタンプを作成できる機能です。一度作成したスタンプは、スタンプトレイに保存されていつでも利用できます。 2024年5月リリースの新作スタンプ。 |
リポスト
Instagramストーリーズのリポスト機能は、他のユーザーのストーリーズやフィード投稿を自分のストーリーズに再共有できる機能です。
企業アカウントでの活用方法としては、リポスト機能を使ってユーザー生成コンテンツ(UGC)をシェアし、利用者の声や使用例をフォロワーに紹介することができます。特に、フォロワーが実際に商品やサービスを使って投稿した写真やコメントは、自社の宣伝と比較して信頼性が高い傾向があり、他のユーザーにも興味を持ってもらいやすくなります。
また、自分のフィード投稿をストーリーズにシェアすることで、特に見てほしい情報への注目を高めるという使い方も。
リポストは、ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用、イベントやキャンペーンの宣伝、口コミの共有などに役立つ機能です。
ハイライト
Instagramのハイライト機能は、通常24時間で消えてしまうストーリーズをプロフィールページに固定表示できる機能です。ハイライトに保存することで、いつでもフォロワーが閲覧できるようになります。
ハイライトはプロフィールの下に円形のアイコンとして表示され、カテゴリーごとに分けて整理することができます。たとえば、「新商品紹介」、「イベント」、「お客様の声」、「レシピ」、「事例紹介」など、テーマ別にハイライトを設定することで、フォロワーが目的の情報に簡単にアクセスできるようになります。
Instagram企業アカウントのストーリーズ活用事例
ここでは、実際に企業アカウントがストーリーズをどのように活用しているのか、その具体的な事例をスクリーンショットと合わせて紹介します。成功事例を通じて、効果的なストーリーズ運用のヒントを見つけ、ブランド戦略に取り入れてみてください。
スターバックス
スターバックスのInstagramでは、ストーリーズやハイライトを積極的に活用しています。特に、フォロワー参加型のコンテンツを多く発信している点が特徴です。
例えば、上記画像の中央のストーリーズでは、「スクリーンショットを撮って、飲んだことのあるビバレッジにチェックを入れて教えてください」と書かれたビンゴカード形式の画像を投稿。これを見たユーザーは、それぞれ自分の飲んだことがある商品に印をつけた画像をシェアしてくれています。
また、アンケート機能を使った投稿も。モバイルオーダーのサービスの認知度を高めつつ、顧客の利用動向を把握することもできます。
そのほかにも、いろいろな方法でユーザーとコミュニケーションをとっていることがハイライトからもわかります。スタンプ機能だけではなく、ビンゴ形式の例のように画像を使った双方向の発信も他の企業にとっても参考になるポイントです。
ニトリ
ニトリのInstagramストーリーズ活用方法は、ユーザー生成コンテンツ(UGC)と商品の宣伝をうまく組み合わせたものが特徴です。商品の利用シーンや使用感、感想など、ハッシュタグをつけた投稿を募集し、積極的にストーリーズでリポストしています。
ユーザーがニトリの商品についての感想を使用感を伝える投稿に対して、ただリポストするだけではなく、ニトリ公式アカウントがひとことコメントを添えているのも、双方向性が高く顧客との信頼関係を築くポイント。
また、公式サイトの商品ページへのリンクを貼ることで、ストーリーズを見たユーザーが気になる商品を簡単にチェックできるような工夫もしてあります。
この活用方法は、SNSを通じてオンラインショップへの集客と商品の売上アップにつなげるための効果的な方法のひとつです。雑貨や日用品、アパレルなどの通販事業を行う企業にとっては、特に参考にできるポイントです。
ダイソー
ダイソーのInstagramストーリーズは、商品の魅力を発信するために活用されているのが特徴です。
まず、バイヤーが選んだおすすめ商品を定期的にストーリーズで紹介しています。ダイソーにはジャンル問わずとても多くの商品があるため、商品ラインナップの魅力を伝えたり、新たな商品と出会うきっかけになったりと、フォロワーに役立つ情報となっています。
また、公式YouTubeチャンネルの動画の切り抜きを使って、YouTube動画の更新を伝えるためにストーリーズを活用。長い動画のポイントを伝えつつ、YouTubeチャンネルへの誘導をスムーズに行えます。
こうしたストーリーズの活用は、商品の魅力をより発信するほか、YouTubeも同時に運営している企業にとって参考になる事例です。
ディズニー
ディズニー公式のInstagramストーリーズ活用方法は、フォロワーとの交流を重視したエンタメ性の高いコンテンツが特徴的です。
たとえば、「動画の中の隠れキャラクターを探せ」、「ディズニーヒストリークイズ」といった遊び心あふれるストーリーズなど、ユーザーが楽しく参加できるような内容を多数投稿。
また、アンケート機能を使ってフォロワーに意見を聞いたり、絵文字リアクションスタンプを取り入れて、簡単に反応できるようにしたり、参加型のストーリーズでディズニーの世界観をより一層楽しめるような工夫がちりばめられています。
ユーザーと一緒に楽しさを共有し、フォロワーとのつながりを深めるような活用方法は、他の企業にも参考になるポイントです。
ミツカン
ミツカンのInstagramストーリーズ活用方法は、質問スタンプを使ったユーザーとの双方向のコミュニケーションが特徴です。
具体的には、フォロワーから「こんなレシピ知りたい」といったリクエストを募集。その後、寄せられた質問やリクエストに合わせて、ミツカンの商品を使ったレシピを提案し、ストーリーズで紹介しています。フォロワーは役立つレシピ情報を知ることができる上、企業にとってもユーザーが求めているレシピや食材の使い方についてのニーズを把握することができるという点がメリットです。
こうしたコミュニケーションは、フォロワーの関心を引きつけ、ブランドの親しみやすさを高めるだけでなく、商品の利用促進にもつながります。
まとめ
この記事では、5つの企業がどのようにしてInstagramストーリーズを効果的に活用し、集客やエンゲージメントの向上を図っているかを紹介しました。各企業の事例から見て取れる共通点は、フォロワーとのコミュニケーションを重視し、ブランドや商品の魅力を伝えるための工夫を凝らしていることです。また、リポスト機能やハイライト機能を活用して、ユーザー生成コンテンツ(UGC)をシェアし、信頼感を築いている点もポイント。
こういった事例も参考にしながら、Instagramストーリーズを効果的に使い、集客やエンゲージメントの強化を目指していきましょう。
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