SNS広告の成功事例8選!デジタルマーケティングに活かしたい5つのSNSについて解説

SNS広告成功事例

ソーシャルメディアの急速な普及に伴い、SNS広告はデジタルマーケティング戦略において欠かせない要素となっています。FacebookやInstagram、LINE、TikTokなど、主要なSNSプラットフォームを活用した広告は、ユーザーの興味や行動に基づいてパーソナライズされ、効果的な広告配信が実現できます。

本記事では、SNS広告の特徴、主要なプラットフォーム(Instagram、X、LINE、TikTok、Facebook)での広告形式と特徴の一覧表、さらに企業の成功事例8選まで、効果的なSNS広告運用のポイントについて解説します。デジタルマーケティングで活用されているSNS広告の可能性と効果的な活用方法について、探っていきましょう。

Shopifyアプリでeギフトを簡単にはじめるなら『MakeGift』

目次

SNS広告とは?

SNS広告

SNS広告とは、Instagram、X(旧Twitter)、LINE、TikTokなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で展開される広告のことを指します。例えば、SNSを開いたときのフィードやトップ画面に自然に溶け込む形で表示される広告のことです。
これらの広告は、ユーザーの興味や行動履歴に基づいてパーソナライズされ、ターゲットとなる特定のユーザー層に向けて効果的にリーチすることができます。

SNS広告の主な特徴

SNS広告は従来の広告に比べて、より効率的で効果的なマーケティングツールとして活用されています。
従来の広告と比較したときの、SNSの主な特徴やメリットは以下の通りです。

  • 年齢、性別、居住地、興味関心、行動パターンなどの詳細なターゲティング
  • 画像、動画、カルーセル、ストーリーズなど、プラットフォームごとに様々な広告フォーマット
  • 予算に応じて柔軟に調整ができて、コスト効率がいい
  • 広告の表示回数、クリック数、コンバージョン率など、リアルタイムで効果測定が可能
  • コメントやシェアを通じて、ユーザーとの双方向コミュニケーションがとれる
  • 通常の投稿と広告を組み合わせることで、より自然でシームレスな形で配信可能

主要なSNSプラットフォームと広告形式

各SNSプラットフォームでの広告は、それぞれ形式や特徴が異なります。Instagram、LINE、X(Twitter)、TikTok、Facebookの5つの主要なSNSプラットフォームの広告について表でまとめました。

SNS広告形式特徴
Instagram・フィード広告
・ストーリーズ広告
・リール広告
・ショッピング広告
ビジュアル重視のプラットフォーム。画像・動画を通じてブランド認知度やエンゲージメントを高めるのに効果的。
LINE・タイムライン広告
・LINE VOOM広告
・LINE公式アカウント
・スポンサードスタンプ
・LINEポイント広告
日本国内で広く普及。日常的なコミュニケーションツールとして活用されるため、ブランドとの接触機会が多い
X(Twitter)・プロモツイート
・プロモアカウント
・プロモトレンド
・Twitter Amplify
・ビデオウェブサイトカード
リアルタイムでの情報拡散に強み。短文での訴求が特徴で、話題性やトレンドに乗せたキャンペーンが効果的。
TikTok・インフィード広告
・ブランデッドハッシュタグチャレンジ
・トップビュー広告
・ブランデッドエフェクト
・スポンサードチャレンジ
若年層に人気のショート動画プラットフォーム。エンタメ性の高いコンテンツがバイラルしやすい。
Facebook・フィード広告
・ストーリーズ広告
・カルーセル広告
・スライドショー広告
・コレクション広告
幅広い年齢層にリーチ可能。多様な広告フォーマットを提供し、詳細なターゲティングが可能で高いコンバージョン率を実現。

企業のSNS広告成功事例

ここからは、実際に企業がSNS広告を活用して効果を出した事例をご紹介します。それぞれの広告の目的や運用した成果も合わせて掲載していますので、SNS広告を企画する際の参考にしてみてください。

X(Twitter)広告|nosh(ナッシュ)

noshのX投稿のスクリーンショット

nosh(ナッシュ)は、「美味しい、飽きない、安い」をコンセプトに、健康的な宅配食サービスを提供する企業です。

noshは、Twitter広告を活用して新規顧客獲得を目的として、キャンペーンを実施。フォロワーターゲティングを用いて、特に投資、ガジェット、ゲーム好きのユーザーにアプローチしました。また、広告デザインには男性を起用し、若年層や男性層へのリーチを強化。広告は低予算で開始し、効果を確認しながら徐々に予算を増やす戦略を取り、結果的には新規顧客獲得数は4.8倍に増加しました。

他の媒体ではできないような、ユーザーの趣味や属性などを細かく設定できるというXの特色をうまく活用した事例の一つです。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:X(Twitter)広告

  • 新規顧客獲得数が4.8倍増加
  • フォロワー数の増加
  • リプライやいいね数が増加(エンゲージメント率の上昇)

(参考:Xビジネス|成功事例

X(Twitter)広告|アンカー・ジャパン

AnkerJapanのXアカウントのスクリーンショット

アンカージャパンは、モバイルバッテリーや充電器などの革新的なテクノロジー製品を提供する企業です。

アンカー・ジャパンは、Twitter広告を活用し、ブランド認知度の向上と販促強化を実現しました。特に、株式会社ポケモンとのコラボキャンペーンでは、ハッシュタグを用いたプレゼント企画と実物展示イベントを連動させることで、広範なユーザー層に情報を届けることに成功。SNS上での情報拡散とリアルイベントの集客を効果的に両立し、キャンペーンの成功を収めました。

コラボやキャンペーンで新しいターゲット層にリーチできただけでなく、オンライン広告とオフラインイベントを組み合わせ、相乗効果を狙った事例です。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:X(Twitter)広告

  • 総インプレッション数は3,000万以上
  • エンゲージメント率は10%以上向上
  • コラボ商品購入率が大幅に増加

(参考:Xビジネス|成功事例

LINEプロモーションスタンプ|アサヒビール

アサヒビールLINEプロモーションスタンプ
アサヒビールLINEスタンプのスクリーンショット

アサヒビール株式会社は、「アサヒスーパードライ」などのアルコール飲料を製造・販売する日本の主要なビールメーカーです。

アサヒビールは、LINEの友だちを獲得し、ブランド認知度を高めることを目的としてLINEプロモーションスタンプを活用しました。特に、新型コロナウイルスの影響で「つながり」を重視するスタンプをデザインし、ユーザー同士がコミュニケーションを楽しむためのツールとして提供。これにより、LINE公式アカウントの友だち数が増加しました。

LINEプロモーションスタンプの運用は、スタンプをダウンロードした後はブロックをするユーザーが一定数いるという点がデメリット。しかし、アサヒビールはその後もメッセージ配信を継続し、結果として100万人単位でターゲットリーチ(ブロックを除外した有効な友だち数)が増加しました。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:LINE広告(LINEプロモーションスタンプ)

  • 100万人単位でターゲットリーチ(ブロックを除外した有効な友だち数)が増加 
  • スタンプ配布後もキャンペーンの実施やメッセージ配信によりブロックを低く抑えている

(参考:LINEヤフー for Business|事例

LINE広告|スタイル・エッジ

LINE広告クリエイティブ例のスクリーンショット

スタイル・エッジは、弁護士や医師などの専門職向けにマーケティングやブランディングのコンサルティングサービスを提供する企業です。

スタイル・エッジは、弁護士事務所の認知度向上を目的にLINE広告を活用しました。広告は「個人向け案件」と「弁護士の人材募集」の二つのテーマに分け、それぞれにターゲティングを設定し、特定の年代や地域を広くカバーする戦略を取りました。また、クリエイティブには分かりやすいメリットや条件面を強調し、ユーザーの関心を引く内容としました。

広告デザインは2〜3週間ごとに変えて、継続的にさまざまなアプローチを行った結果、スタイル・エッジのクライアントである弁護士事務所のWebサイトを訪れるユニークユーザー数が240%アップしました。

広告のデザインを変えて効果測定を行うABテストをすることで、効果を上げた事例の一つです。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:LINE広告

  • クライアントのWebサイトを訪れるユニークユーザー数が240%アップ
  • クリック単価(CPC)が平均3円と費用対効果が高い

(参考:LINEヤフー for Business|事例

TikTok広告|キットカット

TikTok広告のスクリーンショット

キットカットは、ネスレ日本が製造・販売する、日本でも人気のあるチョコレート菓子ブランドです。

キットカットは、50周年記念の新商品「よくばりダブル」の認知度向上と販売促進を目的に、TikTokを活用したハッシュタグチャレンジを実施しました。ピコ太郎をアンバサダーに起用し、「#キットカットチャレンジ」を展開。このチャレンジはユーザーの参加を促し、合計視聴数は約9000万回に達しました。さらに、店舗売上も大幅に向上しました。エンターテインメント性の高い広告とユーザー参加型のキャンペーンが、多くのユーザーに受け入れられ、ブランド認知度と販売促進に大きな効果をもたらしました。

TikTokハッシュタグチャレンジは、TikTokの広告機能のひとつ。ユーザー参加型の広告なので、ユーザー生成コンテンツ(UGC)が広がり、ブランド認知度やエンゲージメントが向上するというメリットのある広告タイプです。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:TikTok広告(ハッシュタグチャレンジ)

  • 合計視聴数は約9000万回
  • 店舗売上は昨年対比で大幅に向上
  • 購入意向のアップリフトを実現

(参考:TikTok for Business|活用事例

TikTok広告|モンスターストライク

モンスターストライクのTikTok広告のスクリーンショット

モンスターストライクは、ミクシィが開発・運営する、スマートフォン向けの人気アクションRPGゲームです。

モンスターストライクは、10周年記念キャンペーンとしてTikTokを活用し、若年層の新規ユーザー獲得とブランド認知度の向上を目指しました。キャンペーンでは、「#祝モンスト10周年」のハッシュタグチャレンジを展開し、ユーザーの参加を促進。クリエイティブな動画を通じて、ユーザーのエンゲージメントを高め、ゲームの人気をさらに拡大しました。

キャンペーン当時の公式アカウントのフォロワーが約9.3万。これに対して総再生数が2,500万を超えたことから、投稿が拡散されて、フォロワー以外の多くのユーザーにも視聴されたことがわかります。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:TikTok広告(ハッシュタグチャレンジ)

  • 総再生数は2,500万回以上
  • ハッシュタグの総投稿数は1,700件
  • 広告認知度が大幅に向上

(参考:TikTok for Business|活用事例

Facebook広告|エン・ジャパン株式会社

エン派遣Facebook広告

エン・ジャパン株式会社は、日本最大級の求人情報サイト「エン転職」などを運営する人材サービス企業です。

エン・ジャパンはFacebook広告を活用して、昨今のCookie規制強化の流れに対応して、CPA(Cost Per Acquisition:会員登録単価)を改善するためにコンバージョンAPIを導入しました。合わせて、詳細な広告計測や顧客ターゲティング施策の実施などの広告配信の最適化を行いました。その結果、CPAは11%減少、CVは12%上昇しました。

Facebookの「コンバージョンAPI」は、ユーザーのアクションを追跡し、広告キャンペーンの効果を測定するためのツールです。Cookieの制限や広告ブロッカーといったブラウザの制限を受けにくく、データの正確性が向上するのが特徴。コンバージョンAPIを適切に設定することで、広告の効果測定や最適化がより正確に行えた事例の一つです。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:Facebook広告

  • 会員登録単価(CPA)が11%減少
  • 会員登録件数(CV)が12%上昇

(参照:Meta公式サイト|成功事例

Facebook広告|名代 笹すし

名代 笹すしFacebookのスクリーンショット

「名代 笹すし」は、鳥取市で営まれている老舗寿司店です。

新規顧客の獲得のためにFacebookを活用しています。笹すしの魅力を視覚的に伝える高品質な写真の投稿が印象的です。Facebook広告を活用したことで鳥取県を超えて多くのユーザーに届き、笹すし訪問を目的に鳥取へきたユーザーは30%を超えました。

地域密着の店舗であっても、来店を目的に県外から訪問してもらえる可能性があるというのが、SNS広告の大きなメリットと言えます。

広告運用の成果

使用したプラットフォーム:Facebook広告

  • Facebookページからの新規顧客が50%以上
  • 地域外からの顧客が地元顧客と比較して2.25倍に増加
  • 笹すし訪問を目的に鳥取へきたユーザーは30%以上

(参考:Facebook広告の事例!効果を出すデザインテクニックFacebookを活用し集客数が2倍に!6つの活用方法と成功事例5選

Instagram広告

Instagram広告を利用した成功事例として「ANA」「Toropicana」「ツヴァイ」などの配信した広告があります。

以下の記事では、「ANA」「Toropicana」「ツヴァイ」の3社の成功事例と、Instagram広告の種類や戦略の立て方まで詳しくご紹介しています。ぜひ合わせてご確認ください。

まとめ

SNS広告は、精密なターゲティング、高い費用対効果、リアルタイムの分析など、従来の広告手法にはない多くのメリットがあります。各プラットフォームの特性を理解し、自社のマーケティング目標に合わせて適切な戦略を立てることが大切です。紹介した成功事例からも分かるように、クリエイティブな発想と適切な運用によって、大きな成果を上げることが可能です。SNS広告は今後もデジタルマーケティングの中核を担う存在として進化を続けるでしょう。常に最新のトレンドに注目しながら、効果的なSNS広告戦略を展開していくことが重要です。

eギフト実装をはじめるなら『MakeGift』!shopifyでも店舗でも

MakeGiftロゴ

MakeGiftとは自社ECサイトや店舗でeギフト機能(ソーシャルギフト機能)を手軽に実装できるサービスです。貴社のお客様に「eギフトでも購入する」という選択肢を増やすことで友人や家族へのプレゼントとしても購入されることが増え売上UPに繋がります。【こんなページが作れます

MakeGiftとは?

現在、Shopify運営者、食品EC、ファッションアパレル、美容、カフェ(店舗)など多くの業界で利用されております。
ECサイトだけではなく店舗でもデジタルチケットととして利用できることも特徴です。

eギフト(ソーシャルギフト)は、購入者が「住所を知らない相手にも手軽にプレゼントを贈れる」ため、ファンがファンを呼ぶ仕組みとなり販売促進の効率化や顧客拡大に貢献できます。

eギフトとは?

またMakeGiftは大手eギフトサービスと比べて、は低コストで気軽に導入できます。
既に運営しているShopifyのECサイトや店舗でもeギフト機能を実装でき最短1日で開始が可能です!
自社商品のeギフト実装をご検討の際は、ぜひお気軽にMakeGiftへお問い合わせください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次