店舗のポイントシステムおすすめ5選!成功事例や導入の注意点も解説

ポイントシステムおすすめ5選、成功事例と導入の注意点

店舗やネットショッピングで買い物をするとき、ポイントが貯まると嬉しいものです。
事業者視点からも、店舗のポイントシステムは、顧客ロイヤリティを高め、再来店を促進するための有効な手段です。

この記事では、ポイントシステムの概要や、TSUTAYA、マツモトキヨシ、スターバックスの導入事例・成功事例を紹介します。さらに、おすすめのポイントシステムと導入時の注意点についても詳しく解説します。特に、中小企業向けのポイントシステムをピックアップしました。ポイントシステムの導入を検討している店舗経営者の方々は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

ポイントシステムとは?

スマホ、ポイントカード、ポイントアプリ

ポイントシステムとは、顧客が商品やサービスを購入するたびにポイントを付与し、そのポイントを貯めることで割引や特典と交換できる仕組みです。主に顧客のロイヤリティを高めるために導入され、再来店や追加購入を促進するというメリットもあります。

ポイントは購入金額に応じて付与されることが多く、特定の金額を超えるとボーナスポイントが付与されるケースもあります。システムはデジタル化が進んでおり、スマートフォンアプリを使用してポイントを管理する方法が一般的です。

ポイントシステムには大きく分けて「独自ポイント」「共通ポイント」の2種類があります。

独自ポイントとは?

独自ポイントは、特定の企業や店舗のみで利用できるポイントです。顧客がその店舗で購入やサービスを利用するたびにポイントが付与されます。

企業は独自ポイントを通じて顧客満足度を高め、リピーターを増やすことができます。また、独自のキャンペーンやプロモーションも展開しやすいメリットがあります。

共通ポイントとは?

共通ポイントは、複数の企業や店舗で利用できるポイントです。Vポイント(旧Tポイント)や楽天ポイントなどが代表例で、顧客は特定の店舗だけではなく、いろいろな提携店舗・加盟店舗でポイントを貯めたり使ったりできます。

ポイントの利用範囲が広がり、顧客の利便性が高いというのが大きなメリット。また、企業間の相乗効果により、新規顧客の獲得や販促効果の向上が期待できます。

ポイントシステム導入の成功事例

それではここから、実際にポイントシステムを導入して成功した事例をご紹介します。

TSUTAYA

TSUTAYA公式サイト
引用:https://tsutaya.tsite.jp/

TSUTAYAは、Tポイントカードシステム(現在はVポイント)を導入し、顧客がレンタルや購入のたびにポイントを獲得できる仕組みを構築しました。このシステムは、TSUTAYAだけでなく、Tポイント提携店でも利用可能な共通ポイントシステムで、顧客は様々な加盟店舗でポイントを貯めたり使ったりすることができます。
Tポイント公式アプリも導入されており、ポイントの管理や提携店の検索が簡単にできるのも特徴です。

ポイントシステム導入の効果
  • ポイントシステム導入により、顧客の再来店やリピート率が向上。ポイントを貯める楽しみがあるため、顧客は継続的にTSUTAYAを利用する動機づけとなった。
  • Tポイントが他の提携店舗でも利用できるため、他店舗の利用者がTSUTAYAを訪れる機会が増加
  • ポイントによる割引や特典を活用することで、顧客の購入頻度や購入額が増加し、結果として売上が向上。
  • ポイントシステムを通じて顧客の購買履歴や嗜好データを収集できるため、マーケティング戦略の強化やパーソナライズされたサービス提供が可能となった。

ドラッグストア マツモトキヨシ

マツモトキヨシ公式サイト
引用:https://www.matsukiyococokara-online.com/store/

ドラッグストアチェーンのマツモトキヨシは、公式アプリを通じてポイントシステムを導入しました。このアプリにはは、ポイント会員証としてバーコードを表示する機能があり、カードを持ち運ぶ必要がないのがメリットのひとつ。商品を購入するたびにポイントを獲得でき、クーポン情報、店舗検索機能なども提供されています。また、処方箋を撮影して店舗に送ることで、来店前に薬の準備を行い、待ち時間を短縮するサービスも実施しています。

ポイントシステム導入の効果
  • ポイント会員証のバーコード表示がアプリでできるため、カードを持ち歩く必要がなくなった。これにより、ポイントの利用が容易になり、顧客満足度が向上しました。
  • クーポン情報やセール情報をアプリで配信することで、顧客の購買意欲を刺激し、来店頻度が増加しました。
  • 処方箋を事前に送信するサービスにより、顧客の待ち時間が大幅に短縮され、顧客満足度が向上しました。
  • ポイントシステムの導入により、顧客の再来店率が向上し、売上が増加しました。

スターバックスコーヒー

スターバックスコーヒー公式サイト
引用:https://www.starbucks.co.jp/index.html

スターバックス コーヒー ジャパン株式会社は、「スターバックス リワード」プログラムを導入しています。このプログラムでは、顧客が購入するたびに「スター」が付与され、一定数のスターを集めると無料のドリンクやフードと交換できます。また、モバイルアプリを通じてポイント管理ができ、プロモーション情報やカスタマイズオーダーなどの便利な機能も提供しています。

ポイントシステム導入の効果
  • ポイントシステムにより、顧客の再来店やリピート率が向上。スターバックスリワードの特典が顧客にとっての大きな魅力となり、頻繁に訪れる動機づけとなった。
  • スターバックスリワードプログラムが新規顧客の興味を引き、アプリのダウンロードや会員登録を促進した。
  • ポイントによる特典やプロモーションが顧客の購買意欲を刺激し、売上が向上。特に、特典交換のための追加購入が増加
  • ポイントシステムを通じて、顧客の購買履歴や嗜好データを収集し、マーケティング戦略の強化やパーソナライズされたサービス提供が可能となりました。

おすすめのポイントシステム5選

ここからは、小規模から中規模の事業者におすすめのポイントシステムを5つ紹介します。
これらはどれも導入した店舗やグループ内でのみ利用できる「独自ポイント」を提供するシステムです。

初期費用、月額費用、主な機能、導入件数、メリット・デメリットをまとめた比較表を参考にしてみてください。

スクロールできます
初期費用月額費用主な機能導入件数メリットデメリット
P+KACHI30,000円~9,000円~AIによる顧客分析、ポイント付与・利用、クーポン発行・管理、顧客ランク設定、メールマーケティング約1,800社
5,000店舗以上
低コストで豊富な機能を提供し、簡単に導入・運用できるカスタマイズが必要な場合、追加費用や設定が必要
Cardfeel DX無料~3,000円~複数店舗管理、ポイント付与・利用、クーポン発行・管理、顧客ランク設定、セグメントマーケティング約3,800店舗低コストで多機能カスタマイズが必要な場合、追加費用や設定が必要

CROSS POINT

30,000円

店舗ライセンス料金
3,000円/1店舗
実店舗とECの一元管理、ポイント付与・利用、顧客情報の統合管理、自動メール配信、データ分析約5,000社実店舗とECサイトのポイント・顧客情報を一元管理店舗ごと、ECサイトごとに追加料金がかかる
ポイント管理システム要問合せ要問合せ購買履歴管理、ポイント付与・利用、クーポン発行・管理、顧客ランク設定、API連携3,000社以上多様な業種に対応し柔軟なカスタマイズが可能初期設定と運用に関する学習コストが高い
アプリメンバーズ30,000円19,800円独自アプリ作成、プッシュ通知、電子クーポン、顧客情報管理、i-Beacon連携約780社
約6700店舗
手軽に独自アプリを作成でき、プッシュ通知などの集客機能が豊富高度なカスタマイズには対応が限られる

P+KACHI

P+KACHI公式サイト
引用:https://p-kachi.jp/

P+KACHIは、顧客管理とポイント管理をクラウドベースで提供するポイントシステムです。多彩なポイント発行方法やカスタマイズ機能を持ち、さまざまな業種におすすめ。来店ポイントや曜日別ポイント、来店回数別ポイント、スピードくじポイントなど、柔軟にポイントの条件をカスタマイズすることができます。スマートフォン、ガラケー、アナログカードなど、さまざまなデバイスで利用できます。

プランは全部で5つあり、中でもポイント機能があるのは上位3プラン。月額費用は9,000円から利用できます。

さらに、iPadで運用できるシステムとして初期費用・月額費用が無料の「P+KACHI FREE」を提供。ポイント付与、利用、クーポン交換などの必要最低限の機能を使うことができます。

Cardfeel DX

Cardfeel DX
引用:https://www.cardfeel-dx.com/

Cardfeel DXは、チェーン店向けのクラウドベースポイント管理システムです。ミニマルなデザインで、迅速かつ低コストで導入できます。スマートフォンやタブレットで操作でき、紙やプラスチックのポイントカードとも併用可能。標準アプリでの運用も可能ですが、オリジナルデザインの専用アプリを作成するオプションもあります。多彩な集客機能を備え、顧客の定着率やリピート率を高めることができます。

小規模事業や店舗向けのプランは、初期費用無料・月額3000円から導入でき、2週間のお試し期間もあります。ただし、このプランではカスタマイズには対応していません。

CROSS POINT

CROSS POINT公式サイト
引用:https://cross-point-system.jp/

CROSS POINTは、実店舗とECサイトのポイントおよび顧客情報を一元管理するクラウド型ASPサービスです。ECサイトも実店舗も両方運営している場合にはおすすめのシステムのひとつ。一元管理できることによって、実店舗とECの連動プロモーションを打ち出しやすく、幅広い分析機能で戦略を立てやすい点がメリットです。

顧客情報の統合管理、メール配信、詳細なデータ分析機能を提供し、効果的なO2Oマーケティングをサポートします。アプリの作成は別料金な点は注意です。

ポイント管理システム

ポイント管理システム(クレアンスメアード)
引用:https://www.creansmaerd.co.jp/column/start-pointsystem.html

ポイント管理システムは、クレアンスメアードが提供するシステムです。店舗別付与、会員ランク別付与、Web抽選システムなど多機能で柔軟性が高いのが特徴。

導入後も総合的な支援を提供し、顧客管理や集客活動を強化をサポートしてくれます。特に中堅企業や大規模企業におすすめで、既存システムとの連携や独自のポイントサービスの構築が可能。小売りやアパレル、飲食店のほか、地方銀行や保険販売、電力・ガスなど他業種にわたり、30業種以上の実績があります。

アプリメンバーズ

引用:https://appmembers.com/

オリジナルアプリを作成してポイント機能も導入したいという場合は、「アプリメンバーズ」がおすすめです。アプリメンバーズは、低価格でオリジナルの店舗アプリを作成できるサービス。ポイント制度、プッシュ通知、クーポン発行、顧客管理、分析機能など、多彩な集客機能を備えています。QRコードやレジ連動によるポイント付与、スクラッチやログインボーナスによる顧客のアクティブ化も可能。

管理画面から簡単に設定やデザインの変更ができ、スマホ対応でいつでも管理が行えます。

ポイントシステム導入の注意点

ポイント、注意点

最後に、ポイントシステムを導入するときの選び方や注意点などをご紹介します。

目的の明確化

ポイントシステムを導入するときは、まずは導入する目的を明確にします。 例えば、リピーターを増やしたいのか、新規顧客を獲得したいのかによって、システムの選定や運用方法が異なります
顧客ロイヤリティの向上、売上アップ、顧客データの収集など、具体的な目標を設定し、その目標に適したシステムはどれなのかを検討することが大切です。

初期費用、月額費用、運用コストの確認

ポイントシステムのサービスやツールによって、初期費用、月額費用、運用コストなどは異なります。全体のコストを確認し、予算内で実行可能かどうかを検討しましょう。コストが見合わない場合、別のシステムや方法を検討する必要があります。

運用体制の整備

新たにシステムを導入する場合、運用を担当するスタッフの配置や従業員への周知が必要です。特に、お客様が利用したいのにできなかった、わからないことを質問したのに回答を得られなかったということがあると、お店への信用を失いかねません。
スタッフがシステムを効果的に使いこなせるように必要なトレーニングを行い、運用体制を整備することが大切です。

お客様への告知

ポイントシステムを導入しても、お客様への適切な告知がないと利用が促進されません。ポイントシステムの導入開始したことや、利用方法などをわかりやすく説明します。
店舗内ポスターやウェブサイト、メールニュースなど複数のツールを活用することがおすすめです。

アプリ対応の確認と費用

ポイントシステムを導入する際には、システムがアプリに対応しているか、またアプリの利用が別料金かどうかを確認することが重要です。

多くの顧客がスマートフォンを利用してポイントを管理するため、アプリ対応の可否は顧客の利便性向上にとって大事なポイントになります。また、アプリが別料金の場合、予算に影響する可能性があるため、事前に費用を明確にしておくことが必要です。

まとめ

ポイントシステムは、顧客ロイヤリティの向上や売上増加に寄与する強力なツールです。TSUTAYA、マツモトキヨシ、スターバックスの成功事例からもその効果を実感することができます。適切なポイントシステムを選び、注意点を押さえた導入を行うことで、店舗運営の改善が期待できます。この記事で紹介したポイントシステムの情報も参考にしていただき、自店舗に最適なポイントシステムの導入を検討してみてください。

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