自社ホームページを作りたいと考えたとき、サイトを立ち上げる方法はたくさんあります。WordPress、Wix、JoomlaといったCMSやウェブサイトビルダーなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。サイトを立ち上げるプラットフォームの選択肢のひとつとして、Shopifyを利用する方法があります。実際、多くの企業がShopifyを利用して、ブランドイメージに合ったコーポレートサイトやブランドサイトを構築しています。
この記事では、ホームページを立ち上げるときに必要な要素や、Shopifyを自社ホームページとして利用するメリット、実際にShopifyでコーポレートサイトやブランドサイトなどを運営している企業の事例をご紹介します。
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Shopifyは自社ホームページとしても利用できる
Shopifyは、ECストアを簡単に立ち上げ、運営するためのプラットフォームとして広く認知されています。しかし、その使いやすさや柔軟なカスタマイズ性から、ただのオンラインショップとしてだけではなく、企業のコーポレートサイトとしての機能も果たすようになってきました。
商品販売を主軸に置きつつも、企業理念やブランドの価値を訪問者に深く伝えたいという場合に、Shopifyはとてもおすすめなプラットフォームです。
ホームページ作成に必要なものは?
通常、ホームページを作成するためには、ドメインやレンタルサーバー、コンテンツ管理システムなど様々な要素が必要です。場合によっては、それぞれのサービスを別で契約・管理する必要も出てきます。
ShopifyはECサイトの構築に特化したプラットフォームですが、ホームページを作成するために必要な要素をほとんど満たしており、それを一元管理することもできます。
以下に、ホームページの構築に必要な要素と、Shopifyでできることをまとめています。
- ●ドメイン名
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ホームページのアドレスとなる名前です。訪問者がブラウザに入力してアクセスするURLの一部となります。
Shopifyでは、ストアを作成すると自動的に「<ストア名>.myshopify.com」という形式のフリードメインが提供されます。また、独自ドメインを購入することも、既存のドメインをShopifyストアに接続することも可能です。
- ●レンタルサーバー(ホスティングサービス)
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ホームページのデータを格納し、インターネット上で常にアクセス可能な状態に保つためのサービスです。共有サーバー、専用サーバー、VPS、クラウドサーバーなどがあります。
Shopifyはホスティングを提供しており、別でサーバーを契約する必要はありません。Shopifyのサーバーは高速で安全、かつ信頼性が高いです。
- ●コンテンツ管理システム(CMS)
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ホームページのコンテンツを簡単に管理・更新できるシステムをCMS(コンテンツ管理システム)といいます。WordPress、Joomla、Drupalなどが人気です。
Shopify自体がCMS機能を持っており、商品情報やブログ投稿、ページコンテンツなどを簡単にノーコードで追加・編集できます。
- ●デザインテンプレートまたはデザインスキル
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ホームページの見た目を決定するためには、テンプレートを利用するか、自身でデザインを行う必要があります。テンプレートが提供されていない場合は、HTML/CSSなどの言語を用いて自分でデザインします。
Shopifyは「テーマ」と呼ばれる多数のデザインテンプレートを提供しており、コーディングスキルがなくてもプロフェッショナルなデザインのウェブサイトを構築できます。また、カスタマイズのための詳細な設定や、直接HTML/CSSを編集するオプションもあります。
- ●SSL証明書
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データの暗号化を通じて、ウェブサイトとユーザー間の情報を保護します。近年では、GoogleがHTTPSを検索ランキングの要因に含めるなど、セキュリティの強化が求められています。
Shopifyストアには無料でSSL証明書が付属しており、サイトの全ページで情報を暗号化します。
- ●SEO対策
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検索エンジンでウェブサイトが上位表示されるようにするための対策をSEO対策と言います。キーワード選定、メタタグの最適化、リンク構築などが含まれます。
Shopifyでは、SEO対策のための機能が組み込まれています。メタタグの編集、サイトマップの自動生成、リダイレクトの設定などが可能です。
- ●メンテナンスとアップデート
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セキュリティの確保や最新の情報を提供するため、定期的なウェブサイトのメンテナンスとアップデートが必要です。
Shopifyはクラウドベースのサービスであり、プラットフォームのメンテナンスやアップデートはShopifyによって自動的に行われます。したがって、常に最新の機能を利用できます。
Shopifyをホームページ構築に使うメリット
上記のように、ShopifyはECストアとしてだけではなく、ホームページとして運営できる機能が備わっています。Shopifyをホームページ構築に使うメリットをまとめると、以下のようなことが言えるでしょう。
- ホームページ兼ECストアとして商品販売ができる
- ノーコードでデザインを簡単に完成できるテンプレートがある
- 企業情報の発信、ニュースリリース、ブログ投稿といったコンテンツの管理を一元化できる
- スマホやタブレットなどのモバイルサイトにも対応している(レスポンシブデザイン)
- SEO最適化や高いセキュリティなど充実した機能
- サイトを一つにすることで、管理の手間やコストを削減できる
Shopifyをホームページとして利用している企業事例10選
それではここから、実際にShopifyを使ってコーポレートサイトやブランドサイトなどの自社ホームページとして公開している実例を10社ご紹介します。
デザインやレイアウト、活用方法の参考にしてみてください。
お仏壇のはせがわ
最初にご紹介するのは、「お仏壇のはせがわ」のウェブサイトです。仏壇・仏具のオンラインショップとしてのECサイト機能を持ちつつも、レイアウトはECストア的ではなく、コーポレートサイトとしての印象が強いデザインです。
仏壇・仏具、お墓、終活に関わる情報を前面に押し出しており、単に製品を販売するだけでなく、企業情報、ブランドストーリー、ニュースリリースといったコーポレート情報を包括的に提供しています。お墓の相談窓口、終活や葬儀後の手続きの支援、120店舗以上の直営店の情報など、各種サポートサービスを紹介しており、顧客のニーズに応じた様々なサポートを実施しているホームページとなっています。
麺場 浜虎
ラーメン屋の公式ホームページとしてShopifyを活用しているのが、「麺場 浜虎」です。
主には来店を検討しているお客様に対して店舗の雰囲気やメニューを紹介しており、ダイナミックな画像の配置でラーメンの魅力を伝えています。
また、自宅でラーメンを楽しみたい方や遠方のお客様向けにお取り寄せ商品としてEC機能を活用。
実店舗を持つ飲食店の公式ホームページ兼お取り寄せ商品の販売をするサイトづくりの参考になる事例です。
ぬま田海苔
「ぬま田海苔」は、ブランドサイトとオンラインショップの両方の役割を担っているサイトです。
ブランドのストーリー、企業の歴史、理念などが紹介され、読み物も充実しているため、単なるECストアではなくブランドサイトとして運営していることがわかります。さらに、オンライン購入だけではなく、電話での注文案内も提供されており、その多機能性が際立っています。
また、フッターメニューから「Check English Website」を選択すると英語版のサイトに切り替えることができ、越境ECとしての側面も持ち合わせています。全体的に、Shopifyの機能を効果的に利用していることがわかります。
artwine.tokyo
「artwine.tokyo」はアート制作を楽しみながらワインを味わうことができるワークショップやクラスを提供しています。このウェブサイトでは、商品販売ではなくワークショップの予約が行えるようになっています。店舗情報や体験の内容、お客様の声などを掲載し、コーポレートサイトとして使われたサイトです。画像を大胆に配置した、まるでアートギャラリーのようなサイトデザインが印象的。
直接商品の販売をしなくてもイベントの予約ができる、そして、画像やストーリーを魅せるデザインを作れるというShopifyの特徴を活かしています。
青山ブックセンター
「青山ブックセンター」のウェブサイトは、書籍のオンライン販売も行いつつも、実店舗の情報も豊富に提供しているサイトです。
新刊や話題書だけではなく、青山ブックセンター限定商品や店舗で行われるイベント・講座を購入することができます。書店員の厳選したおすすめの本の特集や、ブックコンサルティングサービスの紹介など、単なる書籍の販売を行うECストアではなく、読書体験を豊かにする情報も発信しています。
ECストアとホームページどちらの役割も果たせる、Shopifyのプラットフォームの良さを活かしたウェブサイトです。
グリーンSDGsアグリファーム
「グリーンSDGSアグリファーム」は、持続可能な農業への取り組みや無農薬栽培のブランド野菜の栽培・販売を行っている企業です。
このウェブサイトでは、無農薬・無化学肥料で栽培された野菜の販売に加え、栽培技術の開発やオンラインでの栽培履歴の提供など、透明性と信頼性を重視した情報提供を行っています。また、YouTubeチャンネルやほ場見学の案内を通じて、消費者が生産過程を理解しやすいように工夫されています。
企業の理念やビジョンを伝えることを重視したコーポレートサイトとして活用している事例です。
クリーンファイターズ山梨
次にご紹介するのは、団体のホームページとしてShopifyを活用している事例です。
「クリーンファイターズ山梨」のウェブサイトでは、ニュース更新、試合日程の案内、メンバー紹介、ギャラリー展示などを通じて、ラグビーチームの活動を紹介しています。グッズ販売のページもありますが、Shopifyのプラットフォームではない別サイトへ移動するため、実質的にShopifyのEC機能は利用していないことになります。Shopifyを情報発信のみに活用している珍しいサイトです。
SWAC
次にご紹介するのも、チームの活動情報の発信に重きを置いてShopifyを活用している事例です。
「SWAC」は、ランニングクラブのホームページです。ランニングイベントのスケジュール、参加方法、トレーニングサービスの詳細など、主に活動紹介とメンバーズクラブへの加入者の募集情報が掲載されています。さらに、EC機能を活用してグッズ販売も行っています。
元祖鯱もなか本店
「元祖鯱もなか本店」のウェブサイトは、コーポレート情報とオンラインショッピングの機能を併せ持つホームページです。お知らせやブログ、店舗案内などの情報発信もありつつ、おすすめ商品も掲載するなど、バランスよく企業情報と商品情報が配置されています。
右上の「オンラインショッピング」をクリックすることで簡単に商品一覧ページに移動し、ECストアとしても使い勝手の良い構成になっているサイトです。
株式会社飛躍
「株式会社飛躍」は、ShopifyパートナーとしてECサイトのコンサルティングから構築、運用サポートまで幅広いサービスを提供している企業です。Shopifyを利用して、サービス紹介や会社案内、採用情報などコーポレートサイトとしてさまざまな企業情報を発信しています。Shopifyでコーポレートサイトを作成するというサービスを提供していることもあり、Shopifyの柔軟性と拡張性を活かしてサイト構築をしている事例のひとつです。
まとめ
コーポレートサイトとECサイトを分けるかどうかは、企業の目的や戦略によって異なります。一般的には、コーポレートサイトとECサイトは異なる役割を持っているため、分けて運用している企業も多くあります。しかし、両サイトを統合することで管理面やコスト面におけるメリットも多いため、今回の事例も参考にしながら、どちらの方がいいか検討してみてください。
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